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サンゴの石垣
サンゴの石垣
説明

・奄美群島では島をとりまくサンゴ礁も美しいですが、島内の家々をとりまくサンゴの石垣も見事です。とりわけ、沿岸の集落には多くの石垣がのこっていて、風情あふれるたたずまいを見せています。

・サンゴの石垣に沿ってガジュマルの木が並んでいる、というのが代表的な風景ですが、やはり防風・防潮用のものとしての役割が大きかったようです。奄美群島は台風の常襲地帯なので、台風に対する備えは、ふだんから心がける必要がありました。そのため、どこの家でも、屋敷のまわりにサンゴの石垣を組みました。

・ガジュマルを植えたのは、成長が早くて根が張りやすく、厚い葉が年中繁茂しているので風を防ぎ、潮を止めるてくれるからです。また、それぞれの家が寄り添うように建ち、シマ全体で天災から集落を守ろうとする先人達の経験と知恵が、現在も活かされています。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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