[本文はここから]
海
海辺の生き物
珊瑚礁の魚たち
海と人の暮らし
 
ドクウツボ
ドクウツボ
英名 Giant moray
学名 Gymnothorax javanicus
科目

ドクウツボは、条鰭綱ウナギ目ウツボ科ウツボ属に分類される魚です。

特徴

ドクウツボは、インド洋から太平洋にかけての暖流域に広く分布しています。北は南西諸島、ハワイ諸島、南はニューカレドニア、トゥブアイ諸島などの温暖なサンゴ礁や岩礁の浅瀬に生息しています。和名のドク(毒)ウツボはシガテラ毒を持つことに由来しています。シガテラ毒は食物連鎖による毒なので、地域によっては無毒のところもあります。琉球列島や台湾では食用にされています。大型で顎歯は鋭いが、おとなしく、人によく馴れます。口の中や体を掃除してくれるエビ類と、岩穴などで同居しています。

形態

ドクウツボは最大で全長3m、体重30kgという記録があります。
体は細長い円筒形です。灰色や黄褐色の体色で、体表面に3列から4列の黒いマダラ模様があります。
鰓孔(さいこう:呼吸水を体外へ出す口)の周囲が、大きな黒斑でおおわれています。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
  • AMAMI CULTURE FOUNDATION All rights reserved.