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シリケンイモリ
シリケンイモリ
英名 Sword-tail newt
学名 Cynops ensicauda
科目

シリケンイモリは、両生綱有尾目イモリ科に分類される両生類です。

特徴

流れのゆるやかな川や沼、水田、湿度の高い森林や側溝などに住んでいます。
水の中で活動しますが、陸での活動も行います。
エサは動物食で、昆虫類、節足動物、ミミズ、両生類の幼生などを食べています。
雨がふっている時に、エサを求めて地表をはい回ることがあります。
繁殖期になるとオスはメスの前で尾をくねらせて、細かく振動させ求愛します。
12-翌7月の間に水草などに、卵を1個ずつ産みます。

形態

体の大きさは10-15cm。尾は長く、平になっています。尾の先がとがり、剣のように見えることが、和名や英名の由来です。
背中の色は黒や茶褐色で、おなかの色はオレンジ色や黄色です。
体内にテトロドトキシンを持ち、おなかの色は警告色と考えられています。
背中にはオレンジ色のすじもよう、おなかには黒いはん点が入ることもあります。
オスの尾は先で急に細くなっています。メスは尾が長く、根元からだんだんに細くなっています。
また繁殖期になるとオスの尾は幅広くなり、銀色の斑点が現れます。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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