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奄美の川の特徴
奄美の川の特徴
説明

奄美では平野部を流れる川が少なく、源流域から海までの距離が短いために、広い河原や流れの緩い中流が少ないのが特徴です。

山間部の渓流周辺には、絶滅危惧の渓流植物がひっそりと生え、小型の昆虫が多いため、イシカワガエルをはじめとする固有種のカエルがたちが生息しています。またそれらをエサとするハブなどの爬虫類やカワセミ、アカショウビンなどの野鳥も多く見られます。

下流域では奄美にしかいない絶滅危惧種のリュウキュウアユが産卵し、ハゼやエビ、カニの仲間がたくさん生息しています。そしてまたそれらをエサとする多くの鳥たちが集まってきます。

また、奄美の川にすむ魚たちは淡水魚ではありません。上流から下流までの川に生息する大多数の魚やエビ・カニ・ウナギなどは、川と海を行き来します。そしてここにすむほとんどの魚たちは、九州より北の地域では見ることのできない珍しい魚たちです。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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