
モクズガニ | |
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Japanese mitten crab |
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Eriocheir japonica |
モクズガニは、軟甲網エビ目(十脚目)・イワガニ科に分類されるカニです。
こどもは川の上流に住んでいますが、大人をふくめた分布の中心は、淡水域の下流です。
オスメスとも上流に行くほど大きく成長するため、大型の個体を見ることができます。
エサはカワニナなどの貝類、ミミズ、小魚、水生昆虫、両生類などを食べています。
体のはばは7-8cm、体重180gほどに成長します、川のカニの中では大型のなかまです。ハサミに毛が生えるのが大きな特徴で、"Mitten crab (手袋ガニ)"という英名もこのことに由来しています。毛はふつう黒褐色をしていますが、脱皮直後は白色で白髪のようにみえます。
頭はやや後ろにひろがった六角形をしており、ふちにはノコギリの歯のようなとげが3対あります。
体の色は白いおなかのほかは、全体的にこい緑がかった褐色をしています。
大人ではオスメスのちがいがはっきりとしていて、オスはメスにくらべ、たくさん毛の生えた大きなハサミをもち、足も長くなっています。