マングローブと呼ばれる植物は、赤道を中心とした地域に100種類以上あるといわれています。
分布の北限は大西洋地域ではバミューダ諸島、太平洋地域では鹿児島です。南限はニュージーランドの北島です。
日本のマングローブは沖縄県の西表島、石垣島、宮古島を中心に、鹿児島県の奄美大島などに分布しており、おもに、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシ、マヤプシキ、ニッパヤシなどが生育しています。
奄美大島が自然分布でのマングローブの北限で、メヒルギとオヒルギが生育しています。
奄美大島最大のマングローブは、住用川と役勝川が繋がる河口域にあり、住用町マングローブ国定公園特別保護地区(マングローブ原生林)として保護されています。