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マングローブ
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マングローブって何だろう?

マングローブ

マングローブは、熱帯・亜熱帯地域の海岸や河口部などの淡水と海水が混ざり合うところ(汽水域)に生育している植物の仲間のことです。
マングローブ」という名前がついた植物があるわけではありません。満潮になると海水が満ちてくるところ(潮間帯)に生えている植物をまとめてマングローブと呼びます。
マングローブの語源は、マレー語で潮間帯に生育する樹木の総称を表すmangi-mangi(マンギ・マンギ)に、英語で小さい森を表すgrove(グローブ)を合成した造語です。



マングローブ

場所によっては樹高30mを超える密林を形成したり、樹高2~3mの疎林であったり、マングローブが生えている場所の塩分濃度や土壌、潮の満ち引きの差などの環境条件によって、種類や大きさに違いがあります。
潮の満ち引きで水中に没してしまうこともあるので、その環境に適応できるように、根や種子に様々な工夫をしています。たとえば酸素の少ない海中の泥の中に根をはっても、効率よく酸素を取り入れられるように特別な根(呼吸根や支柱根という)があるもの、塩分を体の外に出すシステムを備えるもの、種が海水に流されないように、親木で成長してから落下する胎生種子ができるものなど、色々な特徴があります。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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