[本文はここから]
マングローブ
マングローブの生き物
マングローブの役割
マングローブと人の暮らし
 
クロサギ
クロサギ
英名 Eastern reef heron
学名 Egretta sacra
科目

クロサギは、鳥網コウノトリ目サギ科に分類される鳥類です。

特徴

おもに海辺の岩場や珊瑚礁で見かけますが、干潟や河口にいることもあります。
コロニーは形成せず、単独もしくはペアで生活し、昼に活動します。海上を低空飛行し、エサをさがします。
エサは肉食で、魚類、甲殻類、貝類などを食べています。
海辺の樹木や岩の上に巣を作り、1回に2 - 5個の卵を産みます。卵を温める期間は25 - 28日で、オスメス交代で温め、ヒナがかえったあとも、オスメス共同で子育てをします。

形態

体の大きさは63cmくらいの中型のサギのなかまです。クロサギという名前ですが、黒い種類と白い種類がいます。
九州より北では、黒い種類が多く分布していますが、南西諸島では白い種類の割合が多くなります。また、黒い羽と白い羽が両方ある(体色が灰色というわけではない)中間の種類も少数存在します。九州より北に多い黒色型は黒い岩場に適応し、南西諸島に多い白色型は白い砂浜・サンゴ礁に適応したものと考えられています。
頭の後ろにフサのようなの短い羽がありますが、オスの方がやや目立つようです。また、繁殖期に白色型は黒色型よりも、このフサのような羽が伸びるようです。
クチバシは太くて長く、色はあわいオリーブ色、褐色、黄褐色など、個体ごとのちがいが大きくなっています。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
  • AMAMI CULTURE FOUNDATION All rights reserved.