アマミマルバネクワガタ | |
Neolucanus protogenetivus | |
Neolucanus protogenetivus |
アマミマルバネクワガタは、昆虫網コウチュウ目クワガタムシ科に分類される甲虫です。
成虫は8月中旬~9月上旬によく見られます。シイの大木か多い原生林にのみ棲息しています。
夜行性が強く、夜間にシイの大木についています。はじめはオスのみが見られ、そののちにメスがやってきます。9月中旬には、昼夜問わす林の中を歩き回り、下旬にはほとんと見られなくなります。寿命は短く、野外では1~2ヶ月で死んでしまうため、野外で趣冬することはありません。
体の大きさは約5cmで、もっとも大きなものは6cmほどになります。旧タテヅノマルバネクワガタ亜種群中、もっともオスの大アゴの発達が悪く、大歯型を見かけることはありません。
国産のマルバネクワガタの中では、年間の成虫の出現時期が最も早いなかまです。