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ヒメハブ
ヒメハブ
英名 Okinawa pitviper
学名 Ovophis okinavensis
科目

ヒメハブは、爬虫網有鱗目クサリヘビ科に分類されるヘビです。

特徴

毒を持ったヘビです。森林や水田等に住んでいます。動きはあまり活発ではなく、落ち葉や倒木の下で、じっとしています。動作がにぶいため、沖縄では「ニーブヤァー(のろま)」と呼んでいます。水辺を好み、危険を感じると水中に逃げ込むことがあります。
エサは動物食で、哺乳類、小型の鳥類、トカゲ、カエル、魚類などを食べています。冬に産卵のために集まったカエルを目当てに、川辺に現れることもあります。
7-8月の間に、1回に5-16個の卵を産みます。卵のカラはたいへんうすく、卵を産んだ時には、すでに中の子どもは十分成長しており、産みつけられて、わずか1-3日で孵化します。また、時には孵化した状態で産まれることもあり、限りなく卵胎生に近い卵生の爬虫類です。

形態

体の大きさは30-80cm。体の形はずんぐりとしており、ほかのヘビにくらべると、太くてみじかいのがとくちょうです。体の色は緑色がかった褐色で、暗褐色の角張ったもようが入っています。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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