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森
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循環する奄美の森の恵み
循環する奄美の森の恵み
説明

・奄美の森には樹齢100年を超えるイタジイ(オキナワジイ)やオキナワウラジロガシなどのカシ類、イスノキなどの巨木が繁っています。森の中心をなすイタジイの木は、秋になるとたくさんのシイの実(どんぐり)を落とします。この実は森にすむ動物たちにとって大切な食物となります。

・シイの実はルリカケスなどの鳥たちをはじめ、リュウキュウイノシシにとっては冬場の絶好の食料となります。また、アマミノクロウサギの大好物でもあります。

・昆虫たちにとってもこのシイの実は大切な食べ物となります。固有種であるアマミヒラタクワガタやアマミマルバネクワガタなどの幼虫にとっては、成長のための貴重な栄養分になっています。また、キイロスジボタルの幼虫は、シイの実を食べて繁殖するカタツムリを食べて成長します。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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