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オキナワキノボリトカゲ
オキナワキノボリトカゲ
環境省レッドリスト 絶滅危惧II類(VU)
英名 Ryukyu tree lizard
学名 Japalura polygonata polygonata
科目

オキナワキノボリトカゲは、爬虫綱有鱗目アガマ科に分類されるトカゲです。別名リュウキュウキノボリトカゲ。

特徴

平地から山地の森林に住んでいますが、民家近くの樹木で見かけることもあります。
昼行性ですが日かげを好み、あまり動かずに木の幹などでじっとしています。
敵におそわれると木のうらがわへ回り込むようにして逃げていきます。
オスは縄張りを持ち、他のオスが近づくと、腕立て伏せのような動きをして威嚇します。
エサは動物食で、おもに小型の昆虫類(特にアリ)や節足動物を食べていますが、大型の昆虫類や小型の爬虫類などを食べることがあります。
4-8月の間に、落ち葉の下などに1回につき1-4個の卵を産みます。卵は40-60日ほどで孵化します。
奄美では、テンマプリャ、テンマプラなどと呼ばれ、体の色を変化させることから、カメレオンと呼ぶこともあります。

形態

体の大きさは20cmほどで、体形はタテに平らな形をしています。
体の色をあざやかな緑から茶褐色まで、変化させることができます。
オスの体の色はあざやかな緑色。メスの体色はくすんだ緑色です。
頭は角張っていて、頭のうしろにはトゲのようなウロコ(クレスト)があり、四本の足と指は長く、尾も体ぜんたいの2/3を占める長さがあります。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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