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フェリエベニボシカミキリ
フェリエベニボシカミキリ
英名 Longhorn beetle、red milkweed beetle
学名 Rosalia(Eurybatus)ferriei
科目

フェリエベニボシカミキリは、昆虫網コウチュウ目カミキリムシ科に分類される甲虫です。

特徴

カミキリムシのなかまは、全世界の熱帯から亜寒帯まで、草木がある所にはたいてい分布しています。
名前がついているものだけで約2万種、日本だけでも800種ほどが知られています。
フェリエベニボシカミキリは、日本に3種類いるルリボシカミキリ属の1種で、奄美大島だけに住んでいる固有亜種です。
スダジイやイジュなどの太い枯木などに住んでいます。成虫が見られるのは、6月から7月までと短く、個体数もあまり多くありません。
名前にあるフェリエとは、明治時代に南西諸島で布教活動をしながら昆虫採集を行い、この地域の昆虫の研究に貢献したフェリエ神父に由来しています。

形態

体長は23~31mm。背中はあざやかなオレンジ色で、頭のうしろに4つ、羽の上に対になった5つの黒い紋があります。
黒い紋は一番下が大くなっています。
触覚の3-5節の長毛は房状になっています。また、体から独特の匂いを出します。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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