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オーストンオオアカゲラ
オーストンオオアカゲラ
環境省レッドリスト 絶滅危惧II類(VU)
英名 Owston’s White-backed Woodpecker
学名 Dendrocopos leucotos owstoni
科目

オーストンオオアカゲラは、鳥綱キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類です。

特徴

枯木の多い落葉広葉樹林に住んでいて、群れをつくらず単独やペアで生活しています。
繁殖期には縄張りを形成し、くちばしで木の幹をつついて音を出す、ドラミングと言う行動がよく見られます。
エサは雑食で、昆虫(甲虫類の幼虫)、節足動物、陸にいる貝類、果実、種子などを食べています。
繁殖期にはおもに昆虫を食べ、ヒナにも昆虫を与えています。また冬になると、おもに果実や種を食べています。
大きな木に穴を空けた巣に、日本では4-5月にかけて、1回に4-5個の卵を産みます。
オスメス交代で卵をあたため、卵をだいている期間は2週間ていどです。

形態

全長28cm。和名はアカゲラよりもおおきい事に由来します。
体の上面は黒い部分が多く、白い横しま模様になります。体の側面には黒いたてしま模様が入ります。
腹の部分や尾羽のねもとの下(下尾筒)は褐色をおびています。
オスの成鳥は頭のさきが赤い羽毛でおおわれていますが、メスの成鳥は頭さきが黒い羽毛でおおわれていて、すぐに見分けることができます。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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