リュウキュウサンコウチョウ | |
Japanese Paradise Flycatcher | |
Terpsiphone atrocaudata |
サンコウチョウは、鳥網スズメ目カササギヒタキ科に分類される鳥類です。
平地から低山にかけての暗い林に住んでいます。繁殖期には縄張りを作ります。
主なエサは昆虫で、林の中で飛んでいる昆虫をつかまえて食べています。
木の上にある細い枝に、スギやヒノキの木の皮などで、カップ型の巣を作ります。外がわにウメノキゴケをクモの糸で貼りつけます。
産卵期は5-7月。抱卵日数は12-14日で、雌雄ともに抱卵します。
奄美以南で見られるサンコウチョウが、亜種リュウキュウサンコウチョウと呼ばれています。
全長は雄が約45cm(繁殖期)、雌が17.5cm。 繁殖期のオスは、体長の3倍ぐらいの長い尾羽をもっています。
羽の色は、顔が黒紫色、腹は濁白色、背中はやや赤みのある黒紫色、その他の部分は暗黒紫色で、目のまわりのアイリングとくちばしは明るい水色です。
メスは、オスの色彩とほぼ同じ色ですが、オスと比較して目のまわりのアイリングとくちばしの水色は、あまりはっきりしていません。
また、背中と尾は、かなり赤みの強い赤褐色をしています。尾羽はオスに比べると短く、体長と同じくらいの長さしかありません。