ヒメサギゴケ | |
絶滅危惧IA類(CR) | |
Mazus goodenifolius | |
Mazus goodenifolius |
ヒメサギゴケは、双子葉植物網ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科(ハエドクソウ科)サギゴケ亜科サギゴケ属の多年草です。
ヒメサギゴケは、九州の南部から南西諸島にかけて分布し、山地の渓流沿いの岩の上にひっそりと生育しています。海外では、台湾やニューギニア島にも分布が知られています。
湿度の保たれた環境を好むため、自生地は限られています。森林の伐採やダム建設などにより、個体数は極めて少なくなっています。
草丈は5~15㎝程度。サギゴケのようなランナーは出しません。葉は長楕円形で、先端は鈍頭です。また葉には粗い鋸歯が見られます。花は、花茎の先に総状花序を出し、白~薄黄色の筒状で先端が唇状となった小花をつけます。