コビトホラシノブ | |
絶滅危惧IA類(CR) | |
Sphenomeris minutula | |
Sphenomeris minutula |
コビトホラシノブは、シダ植物門ホングウシダ科ホラシノブ属の常緑性多年草です。
奄美にはコビトホラシノブをはじめとする矮小植物が知られ、そのいくつかが絶滅の危機に瀕しています。仲間のシダの葉が長さ数10cmなのに対して、コビトホラシノブでは数cm以下で、奄美大島の限られた川沿いでしか生育が知られていない、奄美固有の希少種となっています。
渓流沿いの湿った場所でしか、見かけることができません。
コビトホラシノブは、川沿いの岩上に生育する常緑性シダです。葉柄は長さ1cm以下で、葉の形は卵形から長卵形です。葉の大きさは、長さ1-2cm、幅0.7-1cmと、たいへん小さいものの、やや厚みがあって革質です。