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ツルウリクサ
ツルウリクサ
環境省レッドリスト 絶滅危惧IA類(CR)
英名 Torenia concolor
学名 Torenia concolor var. formosa
科目

ツルウリクサは、双子葉植物網ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科(ハエドクソウ科)サギゴケ亜科ツルウリクサ属の多年草です。

特徴

亜熱帯の常緑樹林下に生える常緑性多年草。奄美大島など琉球列島から台湾にかけて稀に見ることができます。
奄美大島、沖縄島、宮古島で確認されていましたが、沖縄島と宮古島ではおそらく絶滅してしまいました。
奄美でも、数箇所の自生地が確認されているだけで、もともと生育地が限られているため、個体数が少なく、絶滅が心配されています。

形態

草丈は5~20cmで、茎は細く、地面や斜面を這うようにして生育します。葉は三角状の卵形で、向かい合って生えています。葉の縁にはギザギザがあります。花は葉腋から細い花柄を出し、唇形で長さ2.5~3.5cmの紫色の大きい花を1つ咲かせます。上唇は浅く2裂し、下唇は上唇より大きく、円形に3つに裂けています。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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