クロイワトカゲモドキは、爬虫綱有鱗目トカゲモドキ科に分類される爬虫類です。別名リュウキュウトカゲモドキ。

常緑広葉樹林や石灰洞に住んでいます。夜行性で、昼間はたおれている木の下や洞窟で休んでいます。
敵におそわれると尾を持ち上げ、ふるるわせて注意を引く威嚇行動を行います。それでも相手がひるまない場合は、尾を自分で切って逃げます。
エサは動物食で、昆虫や節足動物、ミミズなどを食べています。
5-8月の間に、1回に2個の卵を年に2-3回に分けて産みます。

体の大きさは20cmほどで、尾は頭から胴にかけての長さよりもみじかく、尾のまわりを輪のように、小さくとがったトゲのようなものが、ならんでます。ただし、いちど切ったあとに生えてきた尾には、トゲがありません。
体の色は黒や暗い紫色で、尾には白いよこしまもようが入っています。
背中のもようは個体によってちがいが大きく、背中の真中にたてじまが入ったり、白いもようが入るだけの個体もいます。
おなかのウロコは瓦のようになっています。目の虹彩は赤褐色や赤紫色です。