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オリイコキクガシラコウモリ
オリイコキクガシラコウモリ
環境省レッドリスト 絶滅危惧IB類(EN)
英名 Orii’s least horseshoe bat
学名 Rhinolophus cornutus orii
科目

オリイコキクガシラコウモリは、哺乳綱コウモリ目(翼手目)キクガシラコウモリ科に分類されるコウモリです。

特徴

おもに山地から里山で生活しています。
夜行性で、昼間は100頭をこえる大きな集団で、ほらあなやどうくつ、民家やトンネルなどで休んでいます。
日がしずんだあとや日の出前に、ほらあなから出てエサをとりに出かけ、日の出前にほらあなへかえっていきます。ほらあななどから出る時は、出入り口ちかくで、何度も出入りをくりかえします。
そのあとは、きまった道すじをくりかえし、飛びながらエサをとります。エサは動物食で、おもにガガンボや小型のガなどの昆虫を、飛びながらつかまえて食べます。夜には、ねぐらとはちがう場所に集まって、休む場所とすることもあります。
一年に1回、夏のはじめごろに、1頭を出産します。

形態

種コキクガシラコウモリは羽を広げた大きさ36~44mm、体の大きさ35~50mm、尾の長さ16~26mmです。本亜種は、ほかの地域のコキクガシラコウモリよりも、やや小型です。


  • このWebコンテンツは、財団法人奄美文化財団が、平成22年度子どもゆめ基金(独立行政法人 国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて制作したものです。
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