
アマミヤマシギ | |
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絶滅危惧II類(VU) |
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Amami Woodcock |
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Scolopax mira |
アマミヤマシギは、鳥網チドリ目シギ科に分類される鳥類です。
山地のうす暗い林に住んでいて、夜に活動します。
エサはミミズなどの土壌にいる生き物です。繁殖は2月ごろから始まり、地上にお皿のようなの巣を作り、3-5月のあいだに2-4個の卵を産みます。
5月にはヒナを育てているすがたを見られます。繁殖期には「ヴィ、ヴィ」という鳴き声をきかせます。
奄美では繁殖の時期よりも、冬の個体数が少なくなることや、沖縄では繁殖しているようすが確認されていないことから、奄美に住んでいる個体が南の沖縄に移動しているのではないかと考えられています。
奄美の方言では「シーギャ」、沖縄の方言では「ヤマシジャー」と呼ばれています。
体の大きさは約36cm。体型はほかのシギ類とくらべて、ずんぐりとしており、足は短くなっています。
体の色は褐色で、羽には黒や灰色のもようがあり、頭には黒いもようがあります。くちばしは、つけねが太く先があまりとがっていません。